アンカーホッキング社を語る上で大切なのは、その創設者であるアイザック J コリンズ氏(Issac J. Collins)です。
1900年代初頭、彼はオハイオ州にて「オハイオフリントグラス社」という小さな会社を経営していました。
1905年、彼はオハイオ州ホッキング川側にある、炭素塵で真っ黒なため「ブラックキャット」というニックネーム持つ工場を購入しました。
その工場は今でも地元の人々にその名前で呼び親しまれているようです。
そして、壮大な未来へのビジョンと共に「オハイオフリントグラス社」と「ランカスター炭素会社」を合併させ、アンカーホッキング社の前進とも言える「ホッキンググラス社」を設立しました。
1924年3月6日その工場を原因不明の火事で焼失しましたが、なんと6ヶ月という短期間で工場を再建し製造を再開したそうです。
その後、大恐慌時代も柔らかい色センスとデザインで人気を博し、歴史に残るとても美しいガラス器を作成しました。 ガラス器の多くの模様はこの時期に作られ「Dipression Era」として知られています。
1937年「ホッキングガラス社」は「アンカーキャップ社」と併合し、その名前を「アンカーホッキングガラス社」(Anchor Hocking Glass Corporation)と変えました。 合併により、オーブンでも壊れない強い耐熱性を持つガラス製品「Fire King」が作られるようになりました。