Depression Glass
Depressionとは「不況、恐慌」という意味です。
Depression Glassとはその名の通り、 1929年NY株式市場大暴落に端を発し、全世界を巻き込んだ大恐慌の時代に作られたガラス製品です。 たくさんの工場や会社が倒産する中、不思議と歴史に残る美しいガラス食器が作られました。

その当時、大不況の中会社存続のためのマーケティング戦としてに「懸賞品付き商品」が発売されました。(今でいうチョコエッグみたいなものでしょうか?) それは大変ヒットし、多くの人々が箱に直接詰められたされたカラフルなガラス、ちょっとしたプレゼントを得るために 特定のブランドのオートミールや石鹸を買いました。

その「懸賞品」として、緑色でできているタンブラー、ジュースグラス、シャーベットやデザート皿が箱に詰められていたそうです。 「ブルーバブル」は人気の商品だったので、今日でもよく目に出来ます。 「ミスアメリカ」はMOTHERS OATS(アメリカで有名なオートミール)の商品の一つでした。

30年代の雑誌広告を見ると、小麦粉、家具、そして劇場切符(!)の懸賞商品としてガラス器具類があったことがよく判ります。この「懸賞品付き」というプロモーションは、ガラス会社だけでなくアメリカのビジネスそのものに役立ったのです。

それにしても、懸賞品としてこんなに素敵なディプレッションガラスがついてくるなんて・・・。 当時の人々がちょっぴり羨ましいですね。


商品名 年代 製造社名
American Sweetheart 1930-36 MacBeth-Evans Glass Company
Lace Edge 1935-38 Hocking Glass Company
Moderntone 1934-37 Hazel Atlas Glass Company
Normandie 1933-39 Federal Glass Company
Patrician 1931-34
Princess 1931-34 Hocking Glass Company
Royal Ruby 1938-67
1973-77
Anchor Hocking Glass Company

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